怪獣まゆ、氷川亭に現る

自宅での子育てが始まったのが 1 月 2 日だから、それからもうすでに 2 週間と 5 日ということになる。こういうふうに文字にして見ると本当にあっという間すぎる。幸運にも私が務めている会社では Paternity Leave という父親が取れる育児のための有給休暇の期間が設けられていて、その間は(公式には)仕事をせずに育児に専念できるのだがもうすでに後半も後半に差し掛かっているので信じられないくらいあっという間である。

さて、自宅での育児なのだがいままでこの 2 週間半を経験しての感想としては、正直大変だと思う。"だと思う"というのは比べる何かがないのとまゆが家に来た以前の生活とまったく違うのだから多分大変になっているはず、ということなのだが、まあ眠い眠い。僕はまだマシなのだが(母乳が出るわけではないし、赤ん坊が泣いていても気が付かない時は本当に気が付かなくて爆睡してる)、妻は本当に大変だと思う。なにせ毎日だいたい 3 時間おきに起きて赤ん坊のご飯を与えてあげなければいけないのだから。いつも笑顔にしているけど睡眠とお風呂が大好きな妻(産後 1 ヶ月くらいは湯船に浸かれないらしい)はストレスが溜まっているに違いない。

赤ん坊が生まれてからの生活情報としては本当に幸運にも妻の妊娠中からいろいろなひとから聞いていた。大変になるよ、とか自分の時間なんて無くなるよ、とか夜寝られなくなるよ、とかおむつはいくらあっても足りないよ、とかとか。ちゃんと聞いているつもりではあったのだけど、実感がないのでどこかで聞き流していたのだと思う。覚悟してたつもりだったけど、思ったより全然大変。最初の 1 週間くらいは泣く理由なんて空腹かおむつかゲップしたいか、くらいの、初期のドラクエ並みのコマンドなんだけど、いまこのエントリーを書いている 2 週間を過ぎた時期だと本当になんで泣いているのかわからなくて、なにをやっても泣きやまなくて終いにはこちらが泣いてしまう始末。

「寝ていると、天使のように見えるのに、ひとたび泣くと、モンスターかな」とはまさに。昔の歌人は上手いことを言うと感じる今日このごろ。

もうすぐ Paternity Leave が終わってしまうのでそれからどうなるかはまだわからないのだが、とりあえず次回につづく。

追記: 新生児の子育てがどんなものなのか興味があったので Kindle 版だったけどとても心の支えになった漫画が。タイトルは「たまご絵日記」で現在 2 巻まで出版されている。子育てのあるあるが面白おかしくぎっしり詰まっていて正直精神的にだいぶ楽にしてくれた作品。おすすめ。

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